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zoom RSS 逆回りのお散歩(三崎亜記)

<<   作成日時 : 2012/12/31 06:05   >>

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あいかわらず、三崎ワールド全開な作品。

二つの地方都市の合併を巡ってネット上で反対運動が起こっている。・・・と聞かされた主人公の女性が、その二つの都市に関係する様々な人々と会って、その反対運動とはどういうものか、本当に起こっているのか、合併とはどういう意味があるのかなど、考えたりしながら真相に迫っていく。

「となり町戦争」のインターネット版って感じかなぁ。ネット上で起こってることって、顔が見えない分、誰が参加してるか分からないって恐さがあるなぁと、そんなことを改めて感じたのでした。そして、行政によって無かった事にされる数々の事。報道操作の恐さも改めて感じた。

真実を見極める力、自分で考え自分の意志で行動する事、「ちょっと待てよ」と立ち止まる事が出来る勇気、そんなことの大切さをヒシヒシと感じたりもしました。

最後の真相にはビックリ。そうきたかー!と思いつつ、現実にも十分にありえることだよなぁと思ってゾットしました。私だって、いつ誰かに踊らされるかも分からないんだよなぁと、他人事のように読んでた自分にツッコミを入れたくなりました。そんなことを考えると本当に怖い。何かをする時、じっくり考え、慎重に行動するということを忘れないようにしなきゃ。
・・・とは思うものの、きっとコロッと騙されてる自分が容易に想像出来たりもするのはアレなんだけど・・・;;;


読みながら、恐さを感じると同時に、本当に色々と考えさせられた作品でした。


同時収録されているのは、「となり町戦争」スピンオフ作品「戦争研修」。これは、随分と前に既読。ここで入れてくるとはねぇ。「となり町戦争」を読み直してから読めば良かった;;;と、チト反省したのでした。




・逆回りのお散歩
・戦争研修



(2012.12.17読了)




逆回りのお散歩
集英社
三崎 亜記

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『逆回りのお散歩』/三崎亜記 ○
相変わらず、水無月・R的「設定ノートを見たい作家さんNo.1」な三崎亜記さんです(^_^;)。 三崎さんの描く〈日本と似ているけれど明らかに構成のルールが違う世界〉は、私たち読者にとって不条理で異質な世界。だけど、この世界はこのルールで回っていて、誰もがそれを疑問に思わず、受け入れられている。ふと思う。私たちの世界が、正常だと言えるのかと。 そのせいか、物語は何となく希望の光が見えてくる方向がわかってきたかも…という終わり方をしたのですが、どうにも落ち着かない気持ちです。 タイトルは... ...続きを見る
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
すずなさん、こんばんは(^^)。
今になって、ふと思うんです。この物語の中での「合併反対運動」って、本当にあったのかなって。
もちろん、ネットでも〈なかったことにされたデモ〉でも、存在したはずだけど、主人公の中で増幅されてたんじゃないか、なんて気もしています。
そして、またまた不安になっちゃうんですよねぇ(笑)。
すっかり、三崎さんの策にはまってる私です(^^)。
水無月・R
URL
2013/02/06 22:15
>水無月・Rさん
そうなんですよね。「合併反対運動」が本当にあったのかっていうことすら疑いたくなりますよね。そういう疑心暗鬼がますます不安を増幅させちゃって…^^;
三崎さんにシッカリ踊らされてるような気がします(笑)
すずな
2013/02/07 12:31

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