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zoom RSS 空耳の森(七河迦南)

<<   作成日時 : 2012/12/26 12:53   >>

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著者の3作目の作品。
先日、この著者のデビュー作を読んだんだけど、すーっごく面白かったので、早く2作目を読まなくちゃ!と思ってたんですよね。そしたら、新刊が出たのでこっちを先に読んでみました。デビュー作と2作目のように七海学園が舞台ではないようだったので大丈夫だと思ってたんだけど・・・。やっぱり、出版順に読むべきでした;;;最後の章を読みながら、えーっ!と叫びそうになってしまった。失敗したなぁ・・・。

バラエティに富んだ9編の短編集。・・・だと思っていたら、最後の最後に全てが繋がって、連作集だったのか!と驚きました。その構成が見事。

春山で吹雪に遭遇し離れ離れになってしまった恋人達は無事に再会できるのか、孤島に取り残された幼い姉弟達の運命は・・・などなど、どれもが「うわ、そういうことーっ!?」と思わず叫んでしまいそうな真相に辿り着く。読み返してみると、確かに伏線が張られているのに全くきずけなかった自分が悔しい!ということの繰り返しでした。でも、それがまた面白さを倍増させてるんですよねー。どのお話も楽しめました。

中でも一番好きだったのは孤島に残された幼い姉弟を描いた「アイランド」。これはねー!まさか、そういうことだとは思わなかったので、真相を読みながらあまりの驚きに口をあんぐり開けちゃった・・・と言っても大袈裟ではないくらい。一番、驚いたのもこの短編でした。

逆にあんまり好きではなかったのは「晴れたらいいな、あるいは九時だと遅すぎる(かもしれない)」かな。好きではなかったていうかね、頭の中で上手く整理できなくて「・・・ん?」って感じだったのですよ。ちょっと睡魔に襲われながらの読書だったので、余計に頭が回ってなかったような気がします;;;

で、最後の章を読んで、それぞれの短編が見事に繋がって行く様が本当にお見事でした。あれがこうなって、え?あの人がこうなの!?で、あれが・・・と、軽くパニックになりながら、うわ、うわ、うわぁ!と興奮していきました。

・・・ただ、最初にも書いてますが、これ2作目を読んでから読むべきでした;;;反省というか、なんというか・・・ね。2作目を読んでたら、もっと楽しめたかもと思ってしまった。ということで、2作目を読んでから、もう一度、読み返したいなぁと思っています。







(2012.12.07読了)






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七河迦南/「空耳の森」/東京創元社刊
七河迦南さんの「空耳の森」。 まだ早い春の日、思い出の山を登るひと組の男女。だが女は途中で足を挫き、つかの間別行動をとった 男を突然の吹雪が襲う。そして、山小屋でひとり動けない女に忍び寄る黒い影―山岳を舞台にした 緊迫のサスペンス「冷たいホットライン」。孤島に置き去りにされた幼い姉弟の運命を描く「アイ ランド」。ある不良少女にかけられた強盗の冤罪をはらすため、幼なじみの少年探偵が奔走する 「さよならシンデレラ」。居酒屋で男が安楽椅子探偵に遭遇する「晴れたらいいな、あるいは九時 ... ...続きを見る
ミステリ読書録
2013/02/03 22:34

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
これはこっちから読んじゃダメですよねー^^;でも、出版形態が違うので、すずなさんのような悲劇に見舞われた方は結構いらっしゃるのでは・・・という気がします。出版社側は、もうちょっとその辺フォローしてほしいですよね。逆に、この作品だけ単独で読んじゃった方はイマイチだったと言ってたそうですし。
それにしても、よく出来ている構成でしたね。こういうトリッキーな構成の作品は大好きなので、とっても楽しめました。何度も読み直して大変でしたけど^^;;
べる
2013/02/03 22:37
>べるさん
でしょー!ホント油断しました;;;近いうちに再読しようと思ってます。
この構成は素晴しかったですね。私もこういうのは大好きなので、そういうところは楽しめました!
すずな
2013/02/04 12:31

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