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zoom RSS 復活 ポロネーズ第五十六番(古野まほろ)

<<   作成日時 : 2012/10/11 05:40   >>

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初読み作家さん。プロローグから本編に入った時に、うまく繋がらなくて「ん??」と戸惑ったんだけど、読み勧めていくうちに戸惑いは消えて逆にのめり込んでしまった。


しかし、このタイミングで読んだのは、ちょっと失敗だったような;;;ちょっとだけ後悔。なんて言いますか、リアリティがありすぎるっていうか、ここまでの悪意は持ってないだろうと思いつつ、「・・・まさか、ね。」みたいな感情が湧いてきちゃうのは止められなかった。現実と小説は違うというのは重々、承知してるんだけど、この作品を読んでると、現実社会の出来事ともリンクしちゃって、読んでるこちらも悪感情を持ちかねない。てか、この作品を読むとね、少なからずかの国に対しての反発心とか嫌悪感とか、そんな負の感情がじわじわと湧いてきちゃうと思うんですよね。それを「しょせん物語だしー」と思えるうちはいいけれど、昨今の状況を見てると虚構が虚構でなくなりそうで怖い。そんな読書になっちゃったことが、すごく残念でした。時に「リアリティがなさすぎ!」って感想を書いてますが、さすがこれはタイミングが良すぎたというかなんというか・・・;;;



日本人にだけ感染するウィルスが蔓延し、絶滅の危機に陥った日本。それに乗じて日本を占領した超大国。抵抗する力を失った日本人。そんな中、高校生の昴が、出会った少女と共に独立を賭けた旅に出ることに・・・。

ハラハラドキドキ。誰が味方で誰が敵なのか・・・。読みながら、あれこれ想像しては、勝手に心拍数が上がったり、焦ったりしてしまいました。こういう作品って、なんだか久しぶりに読んだなぁ、面白いなぁと思いながら最後まで一気読みでした。初読み作家さんだったので、最初はちょっと手探り状態っていうかね、そんな感じだったけど、途中からは慣れてきたのもあって、先が気になって、気になって・・・。最後まで面白く読めました。



ちょっとネタバレ気味かも。
未読の方はご注意を。








ただ、旅の最初に茉莉が昴に対して「最後の最後で信じてね」というような言葉を伝える部分があって、あ〜最後になんだか裏切りっぽいことになって、でも、それが実はこのミッションの成功のためには必要なんだなぁ。でも、昴はきっと「まさかっ!?裏切られたーっ!」とかってなっちゃうんだろうなぁと先が読めちゃったのは、ちょっと興醒めではあったかな。とはいえ、どんな風に!?とかって、別の楽しみが出来たので、それはそれで楽しめたけどね。・・・って、どっちじゃーっ!って感じだけど(笑)

ラストもちょっと意味不明の文章が付いていたりして「ん?」って感じだったんだけど、この著者さんのシリーズ物とリンクというか、何か関係があるみたいな。初読み作家さんだったので、もちろん他作品は未読だし、情報も全くもってないので詳しい事はわかりませんが。他作品も読んでる方なら、ちょっとニヤリとかしちゃえたのかもしれません。そういう機微を味わえなかったのは少し残念だったかな。


それにしても、「別な国に支配される(いわゆる植民地)」って、こういうことなんだな、というのがね、初めて分かったような気がします。読んでる間中、怖いとか、諦めとか、嫌悪とか、そういう諸々の負の感情が身体中をじわじわと這い回る、そんな感じでした。

そんな訳で楽しめたのは楽しめたけど、気分的にはちょっとうむむむむ;;;という感じでした。読むタイミングって大事だなぁと改めて感じたのでした。




(2012.09.28読了)





復活: ポロネーズ 第五十六番
新潮社
古野 まほろ

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