Bookworm

アクセスカウンタ

zoom RSS ケルベロスの肖像(海堂尊)

<<   作成日時 : 2012/10/25 12:33   >>

トラックバック 5 / コメント 4

「バチスタ・シリーズ」最終巻。


辛口です。
お好きな方、楽しまれた方は先を読むのはここで引き返すことをお勧めします。









はぁ〜〜〜やっと終わったよー。終わってくれたよーぅ!このシリーズは、巻を重ねる毎にミステリー色が減り、だんだんと”物語”から著者の小論文?と言いたくなるくらいの作品になっていってて、物語としての面白さを感じられなくなっていったんですよね。それでも、シリーズ物だし、最初の頃の面白さが忘れられなくて「次こそは!」と祈るような気持ちで手に取っては期待を裏切られる・・・ということが続いていました。

ということで、もはや惰性で読んでいたこのシリーズ。段々と読むのが苦痛になっていたので、ここで終わってくれてホッとしてるっていうのが正直なところです。

最終巻なので、ちょっと期待していたんですが、田口&白鳥コンビの活躍は無かった;;;まぁ、全くなかったとは言えないけど、あれじゃぁ、ほとんど無きに等しいって感じだよね。あの二人の掛け合い(?)が楽しかったのになぁ。期待していたような復活がないまま終わってしまって本当に残念です。その代わりに登場した田口&姫宮コンビにも期待したんですが、それもイマイチ;;;な感じでして。余計にガッカリしてしまったのでした。

「東城大学病院を破壊する」という脅迫状が届いて、例によって田口が高階から調査を押し付けられるんだけど、これもなんかねぇ。シリーズ最初のミステリーな感じを期待すると・・・。

なんと言っても、このシリーズではない「ブラックペアン1998」と「螺鈿迷宮」を読んでなければ、「???」な部分が多かったんじゃないかと思われるのが「どうよ?」って感じです。たしかに、同じ桜宮が舞台だし、海堂作品は全てが繋がっているというのは分かっているので、海堂ファンはほとんど読んでいるとは思いますが、バチスタシリーズだけしか読んでないって人もいると思うんですよね。ドラマや映画を見て手にした人の中には、特にね。そんな人にとっては、一番、肝心な場面で「???」となってしまうような展開はどうなのかなぁと思ってしまいます。不親切すぎる。

この後の展開は、すでに別作品として発表されてるので、だいたいの展開は読めるけれど、読めるからこそ、かな。なんだか「最終巻」という印象も薄かったなぁ・・・。これでラスト!っていう盛り上がりに欠けた最終巻でした。

シリーズ最初に感じた、スピード感とワクワクドキドキハラハラっていうのが、巻を重ねる毎に薄れていったのが本当に残念なシリーズでした。でも、とにかく「最終巻」ということで、なんとか完結してくれたのは良かったです。



(2012.10.09読了)




ケルベロスの肖像
宝島社
海堂 尊

Amazonアソシエイト by ケルベロスの肖像 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(5件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
【ケルベロスの肖像】(海堂尊)を読了!
鮮烈デビューした、あのバチスタシリーズがついに完結編!  まずは来訪記念にどうかひとつ!  人気blogランキング【あらすじ】「八月、東城大学病院を潰す」―― 東城大学病院に送られてきた謎の脅迫状。高階病院長は、病院の厄介事を一気に引き受ける愚痴外来の田口医師に、犯人を突き止めるよう依頼した。 げんなりしながらも、調査を開始する田口。厚生労働省のロジカル・モンスター白鳥技官のアドバイスによって、一昨年の大火事によって一家全員が死亡したはずの、桜宮家に目をつける。桜宮一族が経営していた桜宮病院は東... ...続きを見る
じゅずじの旦那
2012/11/20 18:49
『ケルベロスの肖像』/海堂尊 ◎
あの【バチスタ・スキャンダル】から約3年・・・。 海堂尊さんの描く、『バチスタシリーズ』の最終章となりました。最終章か〜、結構残念だな〜。 本作『ケルベロスの肖像』では、今までいくつもの作品に出てきた色々なキャラクターが、東城大学医学部付属病院に所属する「Aiセンター」グランドオープンを巡って、熾烈な戦いを繰り広げます。 勿論主人公は、我らがアンラッキー中年・田口センセ。しかし、田口センセも成長&出世したなぁ(笑)。 とはいえ、〈桜宮サーガ〉は、まだ終わってないですよね♪ まだま... ...続きを見る
蒼のほとりで書に溺れ。
2013/03/07 17:25
【桜宮サーガ大団円】ケルベロスの肖像
田口「この程度でギブアップか? お前の野望はそんなチャチなものだったのか」(347ページより) ...続きを見る
ぱふぅ家のサイバー小物
2013/12/08 18:34
田口・白鳥もついに
小説「ケルベロスの肖像」を読みました。 ...続きを見る
笑う社会人の生活
2014/01/25 17:28
「ケルベロスの肖像」海堂尊
20年前の事件が新たな事件引き起こす。 「チーム・バチスタの栄光」シリーズはまだ続いている。   碧翠院桜宮病院の焼失で生き残った人物がいる? 東城大学医学部に脅迫状が送られてきた。 高階の命令により、「行灯」こと田口がこの事件解決に乗り出す。 Aiセンタ… ...続きを見る
りゅうちゃん別館
2014/06/28 16:56

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
最終巻と知って読もうかどうしようか、迷った一冊。でも、手に取らないまま、終わりそうです。このシリーズ、最初は面白かったね。
香桑
2012/10/25 15:35
>香桑ちゃん
あらら。ま、しょうがないね。
ホント、最初は面白かったんだけどねぇ;;;
すずな
2012/10/26 12:42
すずなさん、こんにちは(^^)。
確かにミステリー色より、壮大すぎる〈桜宮市&東城大病院の歴史物語〉になっちゃいましたもんねぇ〜。
私は野次馬気分で「どうやって田口センセが出世したのか?!」が気になって読み続けてます(笑)。
まあ、出来れば火喰い鳥・白鳥が暴れまわり、高階院長の丸投げが炸裂し、謎が謎を呼ぶ医療ミステリーな物語の方がいいかなぁ、とは思うんですけどね。
一見さんに優しくない海堂作品群なんで、なかなか難しいかなと思います。
水無月・R
URL
2013/03/07 17:31
>水無月・Rさん
最初がミステリーだったので、どうしてもそれを期待して読んじゃって…うーむ;;;となってしまいました^^;
医療ミステリーが読みたかったですね。
おっしゃる通り、一見さんには優しくないし^^;
すずな
2013/03/11 12:38

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
ケルベロスの肖像(海堂尊) Bookworm/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる