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zoom RSS 信長の茶会(永田ガラ)

<<   作成日時 : 2012/10/03 05:34   >>

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職場の方の「思ったよりも軽め」という言葉と共に手元にやってきた本作品。本当に”軽め”でした(笑)SFというか、ファンタジーっぽい感じかなぁ。口調もラノベっぽくって、ボリュームの割にはさくさく読めました。

冥府王の命令で名器「つくもがみ」を探して燃やすべく、地獄より戻ってきた信長と光秀。二人は本能寺の変が起こるのを待っていたが・・・。

なんと言っても、信長と光秀が地獄でも現世のような主従関係で一緒に闘っていたという設定が面白い。まぁ、信長なら本当に現世のことは「それはもうよい」とかさらりと水に流しそうだなぁとは思うけど。実際に会ったこともないんだけど、そんなイメージはあるよね。で、その二人が冥府王の命令で現世に甦って茶器を探すことになるんだけど、その茶器探しがメインのお話ではないんですよねぇ。

主人公はいつの間にやら若き絵師の狩野元秀に代わっている。天才絵師である兄の作品を堺に届けにきた元秀が謎の少女なべと出会う。二人はそれぞれが自分の立場に悩み苦しんでいた。そして、そんななべの傍らには十兵衛こと光秀がいて「つくもがみ」を探している。

史実を知っていると、”お鍋の方”とかね、「えぇーっ、そうきたかっ!」と思っちゃうんだけど、そこは軽い語り口が「ま、いっか」という気分にさせてくれるから不思議(笑)なべと十兵衛がここで出会ってるってのが凄い。てか、地獄から甦った十兵衛がいつの間にやら信長とはぐれて一人で時空を超え、「つくもがみ」を探しているんですもん。そっちも驚いちゃいます。最初に二人で登場した後、いきなり時代が跳んじゃうので、そこら辺はちょっと戸惑ってしまいました。地獄から甦ってきた時点で「何でもあり」なんでしょうが、光秀がどうやって時空を超えてなべと一緒にいるのかとかね、そこら辺りもサラリと流すんじゃなくてきっちり描いて欲しかったなぁと思ったりもしました。

ま、とはいえ、かなり楽しめたのはホント。元秀となべのやりとりが微笑ましくて、ついつい頬が緩んでしまったり、光秀も元秀と知り合った時は変なおっさん(笑)になってるんだけど、なんだか憎めなかったし。後半になると、それぞれが抱えたものが分かってきて、切なかったりもしたんだけど、そこがまたね、物語に深みを加えていたような感じで良かった。


ただ、あのラストはねー!信長と光秀はあの後、どうなったんでしょう。すっごい気になるんですけど・・・。少しばかりもやもやが残るラストで、ストンと落ち着くものがなくって、そこがちょっぴりびみょーです;;;



(2012.09.23読了)




信長の茶会 (メディアワークス文庫)
アスキーメディアワークス
2011-03-25
永田 ガラ

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