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zoom RSS 痛み(アンソロジー)

<<   作成日時 : 2012/09/03 05:00   >>

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貫井徳郎・福田和代・誉田哲也さんの3人の作家さんによる警察小説アンソロジー。

いやもう、いやもうねぇーっ!最初の貫井さんの作品が強烈すぎました;;;強烈っていうかね、気持ち悪過ぎて具合が悪くなりそうでした。お陰で、その後の2編の印象が薄くって・・・。でも、こうやって感想を打ちながら思い返すと、その2編だって面白かったんだけどね。中編ということで、3作品ともほどよくまとまっていて、ミステリーの面白さも味わえて。でも、やっぱり貫井作品の印象が強すぎました。


・見ざる、書かざる、言わざる ハーシュソサエティ(貫井徳郎)
デザイナーが何者かに襲われて、その犯人は誰?っていうミステリーなんだけど、その襲われ方が・・・。目と手と舌を奪われて、見ることはもちろん、しゃべる事も出来ない。手(指)を使って書いたり・・・というのも出来ない。事件について説明する事も出来なければ、自分の身分を告げることも出来ないんですよね。そんなデザイナーの姿を想像するだけで、ダメージが大きかった;;;誤解を恐れずに書かせてもらえれば、これなら、いっそ殺されてた方が良かったよ;;;と、そんな気分になりました。ただ、殺されなかったのにも意味があったんですよね。その意味もなかなか衝撃でした。近い将来、こういう日本になる可能性も十分にあると思うと恐かった。裁判員制度の危うさを改めて感じた作品でした。
事件の内容が悲惨すぎて、読みながら冷静に犯人探し・・・という余裕がなかったのは、ちょっと心残りかなぁ。面白かったといえば面白かったんだけど、ね。


・シザーズ(福田和代)
中国犯罪組織を相手に奮闘する警視庁保安課刑事と通訳捜査官の物語。・・・って、なんだかこの書き方だと柔らかい印象受けるんだけど、なかなかハードな警察小説でした。福田さんってあまり読んだことがないので分からないんだけど、この作品はシリーズ物の中の1作っていう印象でした。実際はどうなんでしょう。もし、シリーズ物じゃなければ、今後、そうなる可能性は高そうだなぁ。


・三十九番(誉田哲也)
留置係員のお話。読んでいくうちにだんだんと不穏な感じになってきて、「え?そうきたかーっ!?」なラストでした。誉田さんって、武士道シリーズから入っているので、こっちの方の作品は読んでないんですよねぇ。なかなか手が出なかったんですが、今度読んでみようと思いました。




(2012.08.20読了)



痛み
双葉社
貫井 徳郎:福田 和代:誉田 哲也

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
これ、最後の誉田さんのだけ期限内に読みきれずに返却しちゃったんですよ(だから記事も書けなかった^^;)。とにかく、貫井さんのは強烈でしたね^^;いやもう、私も、読んでる間ずっと、この状態だったら殺されてた方がましだろー!って思いました^^;痛い話苦手なんですよぅ・・・って、得意な人もいないでしょうけど(笑)。
べる
2012/09/03 07:32
>べるさん
それは残念;;;べるさんの感想も読みたかったです〜。
貫井作品が強烈でしたよねぇ;;;私も痛い話は苦手で、襲われた姿を想像して「ひー;;;」と思いながら、なんとか読んだ感じでした。

すずな
2012/09/03 12:55

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