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zoom RSS 白ゆき姫殺人事件(湊かなえ)

<<   作成日時 : 2012/09/13 05:30   >>

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美人OLが殺され、その周囲ではある同僚に疑いの目が向けられる。同僚、同級生、地元住民とその同僚の関係者達が次々と登場し、彼女についてあれこれと語っていく。そして、当事者である疑われた同僚の独白。それに、巻末につけられた、週刊誌記者や疑われた同僚の同級生のTwitter、週刊誌に掲載された記事、そして、報道された新聞記事が参考資料として付いているという珍しい構成。

私の読書って、とにかく前からがーっと本文だけを読むというスタイルなんですよね。読み方の分からない漢字があっても、雰囲気で読んじゃって読書の途中で調べたりってことは全くしない。注釈も同じページに付いていれば読むこともあるけど、基本、読まない。なので、その注釈が巻末についてたりすると、読了後にざっと目を通す事はあっても、読書の途中でわざわざそのページを繰るってことは全くと言っていいほどありません。もちろん、それは今回も例外ではありません。

そう!
今回もいつもと同じように「参考資料○○ページ」ってな文が載ってても、普通にスルーしてたんですよねぇ;;;とくかに本文を一気に読む・・・というスタイル。そして、最後に「参考資料」なるものに目を通して・・・がーーーーん;;;とショックを受けてしまいました。これって、これって、これってーーーーーっ!!と、叫ばずにはいられませんでしたよ。こういう構成になってるなんて思いもしなかった。それならそうと、誰か最初に教えてくれよーぅ;;;と、当たり構わずその辺の人に当り散らしたい衝動に駆られてしまいました。まぁ、誰を責める事も出来ない、自分が悪いんですけどね〜(笑)

ということで、読み方に失敗しちゃった私。失敗しちゃったけど、それでも楽しめたんですよ。面白くって一気読みしちゃったんですから!でもね、合間合間に、ちゃんと「参考資料」を読んでたら、もっともっと楽しめただろうなぁ〜ってこと分かるだけに、それはそれは悔しい。同僚や同級生の手紙の後に、週刊誌の記事を読んでたら・・・。地元住民の話の後に、あの週刊誌の記事を読んでたら・・・。そう思うと、とーーっても悔しい。

と、まぁ、グチグチ書いちゃいましたが、後から読んじゃったけど、あの参考資料を読んで、また違った楽しみ方が出来ました。ちゃーんと面白さが倍増しました。・・・負け惜しみじゃなく、本当に(笑)

あの話がこういう記事になるのか!あれ?これって・・・と、もう一度、地元住民の話のところを読み返したり。同級生のTwitterを読んで、そういうことか!と納得したり。それにしても、本人は悪気はなかったんでしょうけど、簡単に個人情報が漏れちゃうことには驚きよりも、恐さを感じました。と、同時に、同級生の軽率っぷりには思わず「ばかっ!」と突っ込みを入れましたけど(笑)←口の悪い読者;;;でも、現実でもこんな感じで個人情報が簡単に漏れたり、記事が書かれたりするんだろうなぁと思うと恐怖を感じます。フィクションだと思うから、それを楽しんで読めたけど、これって、現実でも実際に起こってることですもんね。そう思うと、単純には楽しめない部分もあります。

怖いと言えば、「噂話」って本当に怖いなぁということも改めて思いました。「・・・じゃないの?」がいつの間にやら「・・・だってよ」に変わっている。噂話をする人はそれはそれで楽しいのかもしれないけれど、される本人にしてみればたまったもんじゃないですよね。実は、私が中学生の頃に両親は離婚してるんですが、その時に流布された「噂話」は事実無根の呆れるくらいなものでした。そんな経験があるので、「・・・らしいよ」話はあまり信じない事にしています。


疑われた同級生に関してはあれこれ細かく書かれていたんですが、真相部分や本当の犯人については、参考資料の新聞記事で読むしかなかったのが、ちょっと物足りなかったなぁ。まぁ、この作品自体が、そこがメインじゃないのでね、それはしょうがないといえばしょうがないんですけどね。

ちょっと変わった構成に(気付いたのは遅かったけど;;;)楽しませて貰いました。次は読み方を失敗しないようにしなくちゃ!まぁ、次があるかどうかは分からないけどね(笑)



(2012.09.10読了)



白ゆき姫殺人事件
集英社
湊 かなえ

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『白ゆき姫殺人事件』/湊かなえ ○
冒頭に、ショッキングで目を引く事件。 週刊誌ライターの取材に、嬉々として応じる人々。興味本位と悪意は紙一重。 ・・・う〜ん、湊かなえさんだなぁ(笑)。 非常にTV的ですよねぇ。 ・・・と思ったら、さっそく映画化らしいですよ、『白ゆき姫殺人事件』。早いですな〜(^_^;)。 ...続きを見る
蒼のほとりで書に溺れ。
2013/09/19 13:11

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
すずなさん、お久しぶりです(^_^;)。
ここのところ、読書&レビュー作成が停滞していました。
で、この作品ですよ。「う〜わ〜、人間てなんて醜いんだろう!・・でも、自分にもそういうところあるよなぁ…はぁぁ〜」っていう、どんよりした気持ちになりますネ(^_^;)。
いえ、作品自体は、なかなか興味深く面白かったんですけど。

私も、巻末資料の存在を気にせず読んで、シマッタ!って思ったクチです(笑)。でも、私たちの後からまとめて読みも、アリでしたよね♪とはいえ、次回があるなら、勢いだけで読まないようにしようっと(^_^;)。
水無月・R
URL
2013/09/19 13:20
>水無月・Rさん
私も同じですー!UPしなきゃいけない(読了)記事がわんさかあります;;;今週末はちょっと頑張ろうと思ってますがどうなることやら^^;

湊さんの作品って人間の醜さが容赦なく描かれてますよね。それも「自分にもそういうところあるよなぁ;;;」と思えることばかり。私も読みながらどんよりした気持ちになりました。

あ、お仲間発見(笑)そうそう!この読み方もアリでしたよねー!まぁ、次回からはお互いに気をつけましょうね(笑)
すずな
2013/09/20 12:48

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