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zoom RSS 新月譚(貫井徳郎)

<<   作成日時 : 2012/09/10 12:45   >>

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ミステリーじゃなかったーっ;;;

貫井さんなので、てっきりミステリーだと思い込んでしまってました。それなのに、読んでも読んでもミステリーっぽくならないんですよね。あれ?あれれれ?と思いつつ、それでもミステリーだと思って読んでて・・・。まさか、ただの恋愛小説で終わるとは思わなかった;;;

直木賞候補作。8年前に突然筆を折った作家の咲良怜花。そんな怜花を訪ねた若い編集者に、彼女はある男性との恋愛に費やした半生を語り始め・・・。

ミステリーではなかったんだけど、そこはさすが貫井さんでした。かなりボリュームのある作品だったんだけど、途中で止められなくって一気読みしちゃいました。まぁ、その恋愛の内容っていうのは、昼ドラでも読んでるような感じで、そのありがちな展開や男性の性格には、読んでいて正直ウンザリ;;;みたいな気持ちにはなるんですよね。それなのに、読むのを止められないのが不思議でしょうがなかった。まぁ、ミステリーだと思ってたから、ってのもあるんでしょうけどね(笑)でも、先へ先へと読ませる貫井さんの力は流石!と言うべきなんでしょうね。

それにしても、頭も良さそうな怜花なのに、なんであんな男から離れられなかったのか。それが不思議でしょうがない。そりゃ、彼が彼女のコンプレックスを取り除いてくれた最初の男性だってこともあるんでしょうが、結局、怜花がコンプレックスを乗り越えられる事はなかったように思うし・・・。それなのに、どうして?と正直、思わざるをえない。なんでなんでしょうね。・・・ということで、怜花に対しては最後まで全くと言って良いほど共感出来ないままでした。

主人公に共感は出来なかったけど、それでも面白さは感じられたのに・・・ラストが;;;それまで濃厚な半生を読んできたのに、あっさりと終わらせちゃったのねぇ;;;という印象でした。まさかいきなり定年後に話が飛ぶとは思わなかったよ。おまけに、絶筆した理由っていうのも、もっと驚愕の訳とかね、他人には到底、明かせないものだったりとするのかと思えば、そこまでのものでもなかったんですよね。今まであれほど彼に執着して離れられなかったのに、その理由で?とイマイチ納得出来無くって・・・。

途中は「昼ドラみたーい」と思いつつ読んだけど、それでも楽しめてたんですよね。それが、あのラストにはちょっと肩透かしでした;;;うーーーん、残念。


・・・って、結構楽しんだはずなのに、なんだかすごく辛口感想になっちゃったような;;;


(2012.09.07読了)



新月譚
文藝春秋
貫井 徳郎

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苗坊の徒然日記
2012/09/10 13:19
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貫井徳郎さんの「新月譚」。 絶筆して八年になるかつてのベストセラー作家・咲良怜花は、編集者の熱心な復活のアプローチに 半生を語り始めた。明かされたのは、怜花がまだOL「後藤和子」だった時に始まる、木之内徹との 長きに渡る恋愛の変遷だった。和子は作家としてデビューし、地位を固めてゆくが、背後には木之内 との恋愛から生じる屈託が常にあった。年月は過ぎ、咲良怜花は絶筆の契機となる「ある出来事」に 直面する──。恋愛の愉楽と地獄を描ききった、貫井徳郎のあらたな傑作!(紹介文抜粋) ... ...続きを見る
ミステリ読書録
2012/09/12 23:56

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは^^
確か初の恋愛小説みたいな宣伝の仕方をしていましたよね。
面白くて分厚かったですがその分厚さをあまり感じませんでした。
ただ、いろいろあれーって思うところもありましたよね。
あの男に執着する意味も分からなかったですし…だって最低ですもん…。
前回の直木賞を貫井さんが獲ってほしかったと言ってる方をよくお見かけするのですが、私はいつもの作風のものでとってほしいなと思っていたのでそこまでガッカリはしませんでした^^
苗坊
2012/09/10 13:30
>苗坊さん
その宣伝は知らなかったです〜!知ってたらそのつもりで読んだんですけどね^^;
分厚さの割にはそれをあまり感じさせず一気読みできたんですけどね。どうして彼にそこまで執着するのかとか、いろいろ思うところがありましたよねー!頭も良さそうなのに不思議でしたね;;;
直木賞は他の候補作の方が個人的には好きだったので、まぁ納得です。どうせならミステリで獲って欲しいですよね。
すずな
2012/09/11 12:47
ほんとに、相手の男が最低すぎて、怜花の心情が全く理解出来なかったです。いくら好きでも、あそこまで何度も裏切られたら、いい加減目が覚めると思うんですけどねぇ。
文藝春秋刊行でミステリーから離れた作品を書いたのは、やっぱり直木賞目当てだったのかなーと穿った見方をしてしまいました。私も、貫井さんならやっぱりミステリーで受賞して欲しいです。
べる
2012/09/13 00:01
>べるさん
そうそう!最初は良くっても、あそこまでされたらいくらなんでも…と思わずにはいられなかったですよねぇ^^;怜花には最後まで共感できませんでした;;;
賞も獲って欲しいけれど、どうせならミステリーで!と思ってしまいますよね。
すずな
2012/09/13 12:45

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