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zoom RSS チマチマ記(長野まゆみ)

<<   作成日時 : 2012/08/19 07:35   >>

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宝来家で飼われる事になったチマキとノリマキの猫兄弟。そのチマキが語り手となって、複雑な家族関係の宝来家の日常を描く。

なんといっても、宝来家の食事を一手に引き受けているカガミさんのお料理の数々の美味しそうなことといったら!それも、”身体に良い食事”というのがツボでしたね〜。栄養バランスはもちろんのこと、ヘルシーで家族それぞれの年齢などにも考慮して作ってくれる。で、その料理についての薀蓄まで披露してくれる。その薀蓄を語るカガミさんは本当に活き活きしていて、普通なら「ちょっとウザイ」って思っちゃいそうなんだけど、ついつい「うんうん。」と頷きながら拝聴したくなるような、そんな感じ。まぁ、実際は料理を食べる事に夢中になっちゃって、半分は聞き流しちゃいそうだけどね(笑)

また、薀蓄を語るだけあって、カガミさんの知識も半端ない。家族が「これこれが食べたい。そして、これくらいは食べたい。そしたら、後は何をどれくらい食べてもいいの?」と聞けば、年齢なども考慮して、食べてもOKな量や組み合わせなんかを教えてくれるんだよー!その解説?がまた、的確で分かりやすくってねぇ。感動ものでした。いや、ホントに素晴らしい。私にも教えてくれ!ってなもんです。で、出来れば作ってくれたらもっと嬉しいんだけど(笑)・・・と、冗談じゃなく本気で思っちゃいました。

大家族で複雑な家族関係もあって、ちょっとした騒動は起こるけれど、大問題が起こるって訳でない。賑やかで楽しげで明るい。そういう意味では、気軽に読める家族小説って感じかな。あ、カガミさんが高校の先輩で宝来家に居候している桜川くんのことを、同性なのに気にしてるってのは、ちょっとしたスパイスなのかしら。でも、そこら辺はサラリと書いてあるし、家族は全く気にしてない(てか、応援してる?)しで、読みながら最初だけ「ん?同性だよね?」と思っただけだったんだよね〜。

あぁ、一番の大事件は迷い猫だったチマキとノリマキの本当の名前と飼い主が判明したことかな。せっかく、宝来家と馴染んできたところだったので、どうなることかとドキドキしちゃったけど、ホッとできるラストで良かった。

チマキの弟であるノリマキの、子猫らしい行動やしぐさの描写もツボ。読みながら、思わず「か、かわいーっ!」と悶えちゃったりもして(笑)この猫ちゃん達の為に作るカガミさんのご飯もね、猫の食事で気をつけたいことが色々と書かれていて、そこも勉強になりました。猫好きにはホント、堪らない作品でした。



(2012.08.04読了)



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