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zoom RSS ラバー・ソウル(井上夢人)

<<   作成日時 : 2012/08/15 11:10   >>

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ヤラレターーっ!・・・と思うと同時に、切なさで胸が一杯になった。
それなりに厚い本で、寝る前に一章だけのつもりで読み始めたんだけど、続きが気になって気になって・・・。気が付いた時には、ウッカリ一気読みしちゃってました。面白かった!・・・でも、次の日は寝不足で辛かったけど(笑)ま、こういう睡魔は幸せなので良いんだけどね。

ある事件について警察で事情を聞かれているらしい男女の語りと、その事件を起こしたらしい男性の告白で綴られた物語。

タイトルからピンと来る人はピンとくるでしょうけど、この小説はビートルズの「ラバー・ソウル」というアルバムからタイトルがつけられているんですね。アルバムの中の曲が、順番もそのままに章タイトルになっていました。それを見た途端、思わずCDを引っ張り出して、読書のBGMにしちゃったのは言うまでもありません。とはいえ、すぐに読書に没頭しちゃったので、曲はほとんど聴いてなかったんだけどね(笑)ま、気持ちですよ、気持ち!ってことで(笑)


それにしても、この小説、とーーっても面白かったんだけど、読んでる間は気持ち悪くってねぇ;;;気持ち悪いっていうか、もう、ホントに恐かった。うわ、怖い怖い怖い怖いっ!ぎゃぁーーーーーっ、怖いーーーーっ!と、内心で叫びまくりながら読んでました。

なんと言っても、鈴木誠の言動が理解できない。彼の独白を読んでいると、どうしたらそういう思考に辿り着くのか、理解できないという恐さがじわじわ、じわじわと沁みてくるような、そんな感じ。最初は「うわ、気持ち悪っ!」と思ってたんだけど、章が進んでいくうちに恐怖の方が大きくなっていくんですよ。もうね、ホントに恐かった。その歪み具合がめちゃくちゃ恐かった。

どんどんエスカレートしていく誠の絵里へのストーカー行為。追い詰められていく絵里。そして、誠を献身的に助ける金山という運転手の心情も理解出来ないしで、この物語がどんなラストへ向かっているんだろうと、興味津々、というか、恐る恐る読み進めていきました。

そして、ラスト。・・・もうね、その衝撃の大きすぎることと言ったら!最初はあまりのことに理解できなくて;;;もう一度、読み返して思考が一時停止。その後、ようやく驚きがやってきました。・・・え。えっ!?えぇーーーっ!?ぎゃぁーーーーーっ!と、真夜中に大絶叫してしまいそうになりましたよ。もちろん、そんな近所迷惑なことはしませんでしたけどね(笑)

驚きと同時に、堪らない気持ちになりました。切なさでぎゅーーっと胸を鷲掴みにされたような心地になりました。そして、思わず謝罪。ごめんねぇぇぇ。



・・・ネタバレになりそうだから、これ以上は書けない;;;まぁ、結構ネタバレしちゃってるようなきもしないでもないんですけど・・・。

いや〜、面白かった。途中の恐さもさることながら、最後の衝撃もかなりのものでした。


そして、改めて、あぁ井上さん、やっぱり好きだなぁと思った作品でした。最初の一行目から心を掴まれて、そのまま最後まで一気に駆け抜けさせられました。”岡嶋二人”の時から、ずっと追いかけてるんだけど、これからもずっと追いかけて行きたい、行かなくちゃ!と思ったのでした。



(2012.07.19読了)



ラバー・ソウル
講談社
井上 夢人

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