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zoom RSS 光(道尾秀介)

<<   作成日時 : 2012/08/04 05:27   >>

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道尾版スタンド・バイ・ミーって感じかな。

小学4年生の利一を主人公に、仲間達と過ごした少年時代の冒険物語。写真に撮られた真っ赤に染まった水の謎や洞窟探検、引っ越していく友人に贈り物をする為に電車で遠い町へ向かったり、友人の祖母に蛍を見せるために頑張ったり、最後には誘拐事件にまで巻き込まれてしまう。

オトナになったら鼻で笑っちゃうような、あの頃にしか出来ない大冒険があるかと思えば、生命の危機を目前に仲間達と決死の脱出を試みたりと、オトナでも陥りたくない状況にホントに陥っちゃったりもする。ぶははははと笑い飛ばしたかと思えば、切なさでちょっぴり涙ぐんじゃったり、ハラハラドキドキバクバクしたりと、なかなか楽しい読書が出来ました。

ただ、ミステリー調ではあるものの、道尾作品だとついつい期待しちゃうような「驚愕の大どんでん返し」はないんですよねぇ。そこは、ちょっと物足りないというか、ね。最後まで読んで、「あれ?これで終わりなのかぁ・・・」と、ちょっぴり残念に思ったりもしたのでした。

仲間たちに囲まれてキラキラ輝いていたあの頃を懐かしく、ちょっぴり羨ましく思い返せる。ほっこりと温かい気持ちになれる。そんな読書が出来る作品かな。まぁ、これはこれで良いと思いますが、個人的にはもうちょっとピリピリヒリヒリするような道尾作品が読みたいなぁと、そんなことも思ってしまうのでした。



(2012.07.18読了)




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道尾秀介/「光」/光文社刊
道尾秀介さんの「光」。 利一は小学四年生だった。仲良しの慎司、慎司の姉の悦子、ことあるごとに実家が裕福なのを ひけらかす宏樹、貧しい上に母に先立たれ祖母とふたり暮らしの清孝。彼らは、ことあるごとに、 一緒にいた。行方不明の野良犬ワンダ、近所の湖近くの洞窟での怪異、崖崩れでみつかった化石、 そして、親しい友人の、哀しい理由による転居……。彼らの前には、簡単には解決できない「難問」 がたくさん出現する。世界は果てしなくて、利一たちはまだ子供だった。けれど、彼らは無謀 だった。ど... ...続きを見る
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内 容 ニックネーム/日時
子供たちがとってもキラキラしていて、読んでいて、忘れた何かを思い出させてくれるような気になりました。思い返すとなーんだ、ってことでも、その時は子供心に真剣に悩んだり苦しんだりするものなんですよね。悦子にアンモナイトのペンダントをあげようか悩むところとか(その後嫉妬から壊しちゃうところとかも)、ほんと可愛いなぁ、とか思っちゃいました(おばさん発言^^;)。

でもでも、やっぱり、もっとあっと驚くどんでん返しの道尾ミステリが読みたいですよね(なんか、最近ミッチーのレビュー書く度に同じこと書いてる気がしますが^^;)。
べる
2012/09/17 23:23
>べるさん
子供の頃のことをアレコレ思い出しましたね〜。
少年たちの姿が微笑ましくって、私もしっかりおばちゃん目線でした(笑)

これはこれでとっても楽しんだけれど、やっぱり道尾さんのミステリが読みたくなりますよね…。
すずな
2012/09/18 12:45

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